スピネル
スピネルの和名は尖晶石で、マグネシウムとアルミニウムの酸化物で、原石はダイヤモンドと同じ八面体で棘のようにみえます。スピネルは多様な色を持ち、赤から、ピンク、紅紫、青、緑、黒、無色のクリアまであります。
ネーミング
スピネルは長い歴史を持つ宝石で、名前の由来の説は二つあります。一つはきれいな赤色を持つゆえにギリシャ語の「花火」を意味する単語に由来するといわれています。もう一つはラテン語で、「端・荊棘」を意味する単語「Spina、Spinells」に由来するといわれています。
主要産地
ミャンマー、スリランカ
使用
色がきれいで、透明度の高いスピネルは宝石として扱わ、スピネルネックレスやスピネルブレスレットやスピネルピアスやティアラに嵌る宝石に使用されることが多く見られています。また、鉄の成分が含まれているスピネルは磁性材料として使用されることがよくあります。
言い伝え
美しく希少なスピネルは、古くから長い間ルビーと間違われてきました。現在、世界で最も神秘的で美しい361カラットの「ティムール ルビー」と1660年にイギリス国王の王冠に飾られている約170カラットの「黒太子のルビー」は近年の鑑識技術により、ルビーではなく、実はレッドスピネルレッドスピネルだと認定されました。
また、中国の清王朝の王室の冠や高官の帽子に使用されたルビートップと言われるものも、ほとんどレッドスピネルでできていました。
パワーストーンとしての意味合い
スピネルは比較的貴重な宝石であり、威厳と権威の象徴と見なされております。スピネルジュエリーを身に着けることは身分の象徴でもあり、自分自身の核を強め、自己実現や目標達成への強力なサポートとなるというものです。
スピネルは魔除けの効果があり、お守りとしてのスピネルネックレスは、よく夜道を歩く人や外出が多い人に適しています。持ち歩くと気持ちも明るい前向きなものに変えてくれて、悪霊や妖怪が近づきにくいといわれています。
また、スピネルは夢に向かって、それぞれが本来持っているパワーを最大限に引き出して、光のさす方に導いてくれます。目標達成のお守りとして、仕事、試験から恋愛に至るまで、思いを強化し、現実化する為の強いサポートとなります。